その名の通り、目が乾燥している状態で、涙の量が不足することにより目の表面に傷が付きやすくなります。

下記に当てはまる症状が5つ以上ある場合、まばたきを10秒以上我慢できない場合はドライアイの可能性があります。目が痛い

ドライアイになる原因は様々ですが、パソコン作業、コンタクトレンズの使用、エアコンの使用で涙が蒸発し、目が乾燥することにより目の表面の細胞を傷つけてしまいます。
ドライアイは目が乾く、疲れるだけでなく、ぼやける、かすむなど見え方にも影響を及ぼします。

ドライアイは放置すると症状が悪化し、合併症を引き起こす可能性もあります。
早めの受診を心掛けましょう。
治療方法には点眼薬によるものと涙点閉鎖による治療があります。

パソコン作業、エアコンの使用、コンタクトレンズの装着をしている方は、使用状況を改善することにより症状を和らげることが出来ます。

パソコン作業

パソコンの画面を目より下に置くことで、目を大きく見開かずに作業ができます。
まばたきは忘れないように！長時間使用するときはこまめに休憩を取ってください。

エアコンの使用

エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。
乾燥しやすいので加湿を心掛けてください。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズを装着されている方は、涙が蒸発し水分が減りやすくなります。
こまめに目薬をしたり、加湿器などをつけましょう。

VDTはVisual　Display　Terminalの略で、VDT症候群とは、パソコンなどディスプレイでの作業が長時間続くことにより、目や身体に影響を及ぼす病気の事をいいます。
ひどくなると、近視や結膜炎、ドライアイなどの目の異常だけでなく、めまいや吐き気を伴う場合があります。

点眼薬で目の疲れをやわらげうるおいを与えたり、目の緊張、体をほぐす飲み薬による治療があります。
パソコンなどのディスプレイからでる「ブルーライト」を遮断する、パソコン専用の眼鏡などもつけるとよいでしょう。

その他気をつけること

• 1時間ごとに10~15分ほど休憩を取りましょう。
• 適度な運動をおこない、緊張をほぐしましょう。
• 眼鏡やコンタクトレンズを装着されている方は、度の合ったものをつけましょう。
• 早期発見、早期治療が大切です。定期的に眼科検診をうけましょう。